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Sunday, January 24, 2021

初心者向けレシピ本10選 自炊簡単に、料理の知識も|NIKKEI STYLE - 日本経済新聞

ステイホームで、自宅でご飯を食べる機会が増えている。テークアウトもいいが、自炊できたらより食事が楽しめそうだ。簡単で料理の知識も付く、初心者向けレシピ本を専門家が選んだ。

■1位 ゆる自炊BOOK 640ポイント
写真満載、3工程で手軽に

料理本でよく目にする「少々」「1かけ」「ひとつまみ」などの分量を、写真で説明。ひとつまみってどれくらい? という初心者の疑問に答えている。多くのレシピが3工程以内で作れるシンプルさ。材料や工程はすべて写真付きで紹介されており、切り方や分量を把握しやすい。「とにかく懇切丁寧。隣でプロから料理を習っているような心強さ」(とけいじ千絵さん)。「いつでもおふくろになれる肉じゃが」「居酒屋っぽいさば豆腐」などレシピ名もユニークで、作ってみたくなる。

レシピだけでなく食材の保存方法、狭いキッチンでの調理スペースの作り方、合理的な洗い物の仕方などがイラスト付きで載っており、料理に不慣れな人の参考になりそう。作り置きやお弁当作りの初歩的なテクニックも紹介している。「初心者向け料理書の定番。まず最初に持つべき一冊」(室彩水さん)、「一人暮らしを始める学生や新社会人にもおすすめ」(山本寿子さん)。26種類の野菜がまだ食べられるか否かを判断できる、巻末の「くさりかけ野菜事典」も面白い。

(1)著者・シリーズ名 食べようびMOOK(2)出版社名 オレンジページ(3)価格 1204円+税(4)発行年 2016年(5)レシピの例 豚肉と小松菜のうましょうゆ炒め/給料日前の天使・もやしバタ炒め

■2位 世界一美味しい手抜きごはん 500ポイント
写真分かりやすく直感的に

安くて簡単でおいしい料理を得意とする料理ブロガーによるヒット書籍。すべての調味料の分量がイラスト化されており、文章を読まなくても直感的に作ることができる。各レシピは「混ぜるだけ」「材料を全部入れてレンジでチンするだけ」など単純なものが多く、初心者でも「料理してみようかな」と思わせる一冊。

「簡単な料理が多く載っている。レシピも分かりやすく写真も食欲をそそる雰囲気で良い」(滝村雅晴さん)。各工程の火加減がイラストで示され「加熱のタイミングも分かり、失敗しない」(生田目早苗さん)。

「肉豆腐」といった主菜からサラダ、丼物やパスタ、デザートまで種類が豊富。肉豆腐を冷凍うどんにかけて肉うどんにするなど「ついでレシピ」や「アレンジレシピ」もあり、応用が利く。

(1)はらぺこグリズリー(2)KADOKAWA(3)1300円+税(4)19年(5)おつまみ角煮/黄金カルボナーラ

■3位 覚えておきたい!新・料理の基本123 390ポイント
定番レシピの押さえたいツボ紹介

鶏のからあげ、肉じゃが、オムライスなど定番レシピを掲載。「少ない油で、サクサクのトンカツを揚げたい」「シャキッとした肉野菜炒めをつくりたい」など、初心者が押さえたいツボを、ページの最初で紹介しているところも分かりやすい。「1冊で和・洋・中・エスニックが作れる。厚焼き卵も書いてあるとおりに作ると失敗しなそう」(今泉マユ子さん)

新鮮な野菜の見分け方や切り方のおさらい、丸ごと1匹のサンマの選び方と下ごしらえの仕方など、素材の扱い方も丁寧に説明されている。調味料の正しい量り方や、米と雑穀の種類やとぎ方も紹介。「保存や調味料、下ごしらえのページ数が充実。家に1冊あってもよい」(島本美由紀さん)

(1)別冊エッセ(2)扶桑社(3)1100円+税(4)20年(5)ハンバーグ/トンカツ

■4位 忙しい人のためのきほんの料理 380ポイント
定番の味をシンプルに

ハンバーグ、肉じゃが、からあげ、卵焼きなど、基本的なメニューを、できるだけ少ない材料、基本的な調味料で作れるよう工夫されている。「働く人の強い味方。毎日おいしいごはんが食べられる工夫がいっぱい」(山本さん)、「道具、調味料、切り方、だしと基本が押さえられている。レシピはベーシックな中にプラスアルファのアクセントがあってよい」(畑田祐子さん)。

本の左ページ全体を料理の写真が占め、食欲をそそる。「えびとほたてフライの盛り合わせタルタルソース」など、「人を呼べるおもてなしレシピ」のページもある。

(1)大庭英子(2)KADOKAWA(3)1400円+税(4)20年(5)チキンソテー/豚バラ肉のソテー 生トマトソースかけ

■5位 料理はすごい! 370ポイント
親子で一緒に学ぶ

小学生から使えるレシピ本。最初に包丁やフライパンの置き方や使い方、野菜の切り方を解説している。「親子で料理するときに使いたい。料理を知るために最適の本」(吉川愛歩さん)

卵料理ならスクランブルエッグ、オムレツ、卵焼きなどが紹介されており、一通りのメニューが作れる。ギョーザの包み方や焼き方、マヨネーズやパスタ生地の作り方なども載っている。「サンドイッチの作り方から始まるところが面白い。小学生向けとあなどるなかれ。プロの技がさりげなくつまったレシピ本」(滝村さん)

(1)秋元さくら、宮木康彦、笠原将弘、菰田欣也(2)柴田書店(3)1600円+税(4)20年(5)ハムとチーズときゅうりのサンドイッチ/スモークサーモンとアボカドのサンドイッチ

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