Pages

Friday, March 13, 2020

顧客まで3分 空飛ぶ料理宅配で先陣、欧州ドローン新興が月内実験 - SankeiBiz

 出来たての料理が空から運ばれてくる-。そんな世界がすぐ目の前まで迫っているのかもしれない。

 アイルランドのドローン配送企業のMannaは3月下旬から、レストランなどに注文された料理をドローンでダブリン郊外に届ける実験を開始する。同社は年内に5万件もの配達を目指し、当局の承認次第で欧米でサービスを展開する計画だ。ドローン宅配の実証実験が世界で加速する中、小規模スタートアップの同社が「空の宅配」で先陣を切る可能性がある。

 温度管理ばっちり

 Mannaは現在主流となっている自転車やバイクに代わるフードデリバリーの新たな手段として、ドローン「MNA-1090」を開発した。プリンターほどの大きさの機体で、半径2キロメートル圏内であれば、注文先にわずか3分という早さで料理を届けられる。雨や強風などの悪天候でも対応でき、料理の温度管理も「ばっちり」だという。

 実験はユニバーシティ・カレッジ・ダブリンの敷地で実施され、アイスクリーム販売店チェーンの米ベン&ジェリーズ、食品宅配を手掛ける英ジャスト・イート、タイ料理のレストランチェーン、カミール・タイなどが参加する。Mannaのボビー・ヒーリー最高経営責任者(CEO)は「ドローンによる料理宅配は、5年後には当たり前の時代になっているだろう」と指摘した。

 食品宅配市場が急速に成長する中、特に都市部に住む利用者はかつてないほどの手軽さとコストの低さでサービスを享受できるようになった。調査会社フロスト&サリバンの予測では、スマートフォンの普及や単発の仕事を発注する「ギグエコノミー」の台頭を背景に、食品宅配の市場規模は2025年までに2000億ドル(約21兆円)に拡大する見通しだ。

 しかし、同業界は利益率が低いことで知られ、昨今は競争も激化している。米食品宅配企業のグラブハブの経営陣は昨年10月、株主に対し「食品宅配で大きな利益を上げることは不可能だ」と説明し、人件費が高すぎることを理由に挙げた。

 こうした中、配送の利益率改善を模索する業界からはMannaが展開するビジネスモデルに注目が集まる。Mannaは自社を「ドローン・アズ・ア・サービス」企業と位置付け、レストランやフードコート、食品注文プラットフォームに対してドローンを貸し出すサービスを提供する。同社によると、配達コストは3~5ドルに抑えられ、自転車やバイクなどの陸送では利益が上がりにくかった過疎地で特に強みを発揮できるという。

Let's block ads! (Why?)



"料理する" - Google ニュース
March 14, 2020 at 06:00AM
https://ift.tt/2IHKXrF

顧客まで3分 空飛ぶ料理宅配で先陣、欧州ドローン新興が月内実験 - SankeiBiz
"料理する" - Google ニュース
https://ift.tt/2YrpIRH
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment