夏の疲れが出始める頃。この時期におすすめなのが、温かい具だくさんのスープです。まだまだ日中は暑くて、冷たいものを食べたり飲んだりしがちなので、温かいスープで胃腸を温めて体調を整えるのがいいのでは、と思うのです。
そこで今回は、肉団子入りのオクラのスープ。タンパク質と野菜の組み合わせなので、栄養バランスが良く、これ一品で十分主菜になります。
では作り方です。まずは肉団子から。長ネギのみじん切り１／２本分と塩小さじ１／４杯をポリ袋に入れてもみ、長ネギがしんなりしたら、片栗粉大さじ１杯を加えて、さらに袋の上からもんで混ぜます。全体に混ざったら豚ひき肉１５０グラム、ショウガのすりおろし１かけ分、しょうゆ大さじ１杯を入れて混ぜ、肉団子のタネの出来上がり。
スープの具材のオクラとトマトを切ります。オクラ１袋（８～１０本）は、へたを落として小口切りに。トマト１個はへたを取って、食べやすい大きさのざく切りにします。
鍋に水●（＝１ １／２）カップとしょうゆ大さじ１杯を入れて火にかけ、沸騰したら、ここに肉団子を入れるのですが、入れ方にコツがあります。
肉ダネの入ったポリ袋の口を縛って、袋の角を切ります。そこから絞り出そうというわけです。鍋の中の湯が沸いてきたら、肉団子を入れるタイミング。このとき、片方の手で袋をぎゅっと握り、肉ダネを絞り出して、いったんもう片方の手で受け、軽く握ってから落とすんです。こうすれば形がいい感じに丸くなります。といっても、きれいなまん丸にはなりませんが。でも、ごつごつした形の方が手作り感があって、食べたときの食感もいいように思います。受ける方の手をぬらしておくと肉ダネがくっつきません。
肉ダネが全部入ったら１～２分煮て、出てきたあくを取り除きます。トマトを加えてさっと煮て、最後にオクラを入れ、緑がぱっと鮮やかになったら粗びきコショウをふって完成。味付けは、最初に入れたしょうゆだけでほぼ決まるはずです。オクラを入れると、とろみがつくので口当たりも優しく、おなかにも優しいスープになります。
アレンジとしては、最後にゴマ油を回しかければ、中華風のスープに早変わり。春雨を入れるのもいいですね。ピザ用チーズを入れれば、パンに合う洋風スープになります。具材をプラスするなら、シメジやエノキなどがおすすめです。さらに具だくさんになって、うまみも食べ応えもアップします。
（材料は２人分）
文 奥薗壽子（家庭料理研究家）
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September 20, 2020 at 09:00AM
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【奥薗さんちの今日もおいしくいただきまーす】豚ひき肉…団子入りの温スープに - 産経ニュース
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