Pages

Monday, September 28, 2020

あなたを家でひとりにさせないカレー屋さんのオープンの裏側には、新卒でローカルベンチャーに飛び込んだ店長の決意があった - PR TIMES

株式会社エフライフ(福島県郡山市・代表取締役社長 小笠原隼人)は、『知産知消シェフ』中田智之氏のレシピ監修のもと開発した、福島県産食材を使用したカレー屋「with curry(ウィズカレー)」を、2020年8月20日(木)に郡山市のうすい百貨店地下にてオープンしました。

▼プレスリリースはこちら!

×

今回、with curryのプロジェクトリーダーを務めたのが、今年度新卒で株式会社エフライフに入社した吉川みゆきです。彼女がどのような想いで福島に移住し、カレー屋の立ち上げに至ったのか、そのストーリーをご紹介します。

新卒で、福島の地域ベンチャーに飛び込むまで

吉川みゆきの自己紹介

こんにちは。with curry店長の吉川みゆきです。

私の生まれは、岐阜県下呂市。半端じゃない大自然に囲まれ、子ども時代を過ごしました。線路をシカが横断しているために汽車が遅延したり、コースにクマが出るためにマラソン大会が中止になったりするほどのド田舎で、隣のおじいちゃんの畑で育った野菜を食べたり、夏休みは毎日川で遊んだりしながら、すくすくと育ちました。

(幼少期の吉川の写真)

福島で食べた野菜に感動し、長期インターンシップを決める

そんな私が初めて福島県を訪れたのは、2年前の2018年、当時大学4年生でした。たまたま参加した郡山市のイベントで食べた、キャベツの芯のおいしさに感動したことがきっかけで、大学を休学して半年間福島県郡山市でインターンすることを決心したんです。

半年間、全く知らない土地で暮らすことを決意させたって、いったいどんなキャベツの芯を食べたというのか。

これが、郡山で年間数百種類もの野菜を栽培するプロフェッショナル農家たちが、自然豊かな郡山を象徴するブランドを確立するために立ち上げた

「郡山ブランド野菜」との初めての出会いでした。

例えばニンジンひとつをとっても、じつは数百もの品種があることを、ここへ来て初めて知りました。それらの中から、毎年たった1種類だけ、おいしさ・栄養価などを吟味して選ばれた品種のみが、ブランド野菜の認定を受けることができます。ただの野菜じゃない、何百もの中から吟味され選ばれた、ニンジン、ホウレンソウ、キャベツ。それが、郡山ブランド野菜です。

(郡山ブランド野菜をふんだんに使用した、テーブルいっぱいのサラダ)

これまで、給食とかで出てくるサラダに入っているキャベツの芯って、固くて辛いから苦手でした。自分で料理するときには正直…捨てちゃっていたんですよね。それが、こんなにおいしい!!甘くて、やわらかくて、みずみずしくて、これまで私が食べていたキャベツってなんだったんだろう?と思ってしまうくらいの衝撃でした。

(吉川が衝撃を受けた郡山ブランド野菜のキャベツ 冬甘菜(ふゆかんな)

鈴木農場インスタグラムより)

福島が誇る一流シェフ、中田智之シェフとの出会い

そしてこのキャベツを料理していた、郡山の一流フレンチシェフが中田智之さん。初めて福島を訪れたこの日からずっとお世話になっており、今回私が with curryをオープンするにあたり、カレーのレシピを全面的に監修していただきました。

(中田智之シェフ。日本最大のフランス料理の祭典、フランスレストランウィークにて「日本の13人の若手シェフ」に選出されるほどの、超一流シェフです)

中田シェフは、東京での修行を終え、地元郡山へ帰郷した際に初めて食べた、郡山ブランド野菜のおいしさと、それらをつくる生産者の真摯な姿に大きな衝撃を受けたと言います。以来、福島の生産者たちを心から尊敬しており、彼らとの距離がとっても近いシェフ。

ご自身のレストラン「なか田」でも、積極的に福島の食材を使用しています。そんな中田シェフが提唱するのは、地産地消の先を行く、「知産知消」。知っている人が作ったものを、知っている人に食べてほしいという想いで、自ら畑へ出向き、時には栽培から携わり、自分の食べるものを、誰がどのように作っているのか理解したうえで、そのストーリーを料理でお客様に伝えることを大切にしています。

こんな風にして始まった、私の福島でのインターン生活。

緑が芽吹いてくる春から、みずみずしい土の恵みで溢れる夏にかけての半年間。色鮮やかに実り、はじけるように濃厚で甘い、モモ、トマト、ナス、トウモロコシ...様々な生産者と出会い、彼らのプライドを持ち生きる姿と、

作り出す食材のおいしさに衝撃を受けました。

(会津若松市の生産者 佐藤忠保さんの畑へお邪魔し、トマト収穫お手伝い)

(福島の新鮮な野菜、果物たち)

「食」と「人」の出会いで、福島へのイメージが大きく変わった

東北から遠く離れた岐阜で育った私にとって、ここへ来るまで福島といわれてもあまりイメージが 湧きませんでした。

強いていえば、震災や原発事故といった、ネガティブなものばかり。

そんなイメージが、とびっきりおいしい食と、それに携わるかっこいい人たちのおかげで180度変わった半年間でした。何の知識もない私のことを、畑へ行くと満面の笑みで迎えてくれる農家の人たちの、あたたかさも印象的でした。今は何にもできない私だけど、こんなにおいしくておもしろくて輝いている福島にいつか恩返しがしたい。そんな強い気持ちが、じわじわと芽生えていました。

(エフライフが経営する日本酒飲み放題のスナック SHOKU SHOKU FUKUSHIMAにて、インターン卒業イベント)

スリランカで、カレーの奥深さと出会う

福島でのインターンを終えたのち、元々興味のあったスリランカへ交換留学にいきました。スリランカと言われてもピンとこないかもしれませんが、インド大陸の先っぽにある、ちっちゃな島国です。鉛筆の芯、紅茶葉の輸出国として有名で、日本の午後の紅茶などは、スリランカ産の茶葉を利用しています。そして何を隠そう、スリランカの主食はカレー。

毎日というか、ほぼ毎食スリランカカレーを食べ続ける半年間を過ごしました。そこで、カレーとスパイスの奥深さ、包容力に気が付きます。

(私が留学中に食べていたスリランカカレーです)

写真からわかるとおり、スリランカカレーって日本のカレーとは全く別もの。鶏肉、牛肉、魚、インゲン豆、レンズ豆、ジャガイモ、ビーツ、カボチャ...

「どんな食材も、スパイスでことこと煮込んだらカレーって呼ぶのよ」

と、カレーが得意げに言っているようでした。それら何種類ものカレーを、ライスの周りに少しずつ盛り付けて、手で混ぜながら食べます。一回の食事でものすごくたくさんのスパイスと食材を摂取できます。

カレーの種類が多いから、毎食食べていても飽きない。それぞれの家庭やお店によって、もちろん味も少しずつ違います。「なにこれ、めちゃくちゃおいしいんだけど…」とカレーの魅力に引き込まれ始めたのが、このときでした。

(スリランカのキャンパスにて友人と)

帰国後の夏休み、スリランカでヨガにはまった私は、本格的に勉強するためにインドに一ヶ月ヨガ留学。そこでも毎日カレーを食べ、体調や体質が改善し、いよいよカレーのとりこになります。

(インドヨガ留学でのカレー。アーユルヴェーダというインド・スリランカ発祥の伝統療法に基づいた食材のみでつくられていました)

福島へ移住する決心をするが、新型コロナウイルスで影響を受ける

時は流れて2020年3月。スリランカ、インドで暮らし帰国した私は、やっぱり福島の人と食の良さが忘れられず、インターン中様々な出会いをもたらしてくれた福島県郡山市のローカルベンチャー「株式会社エフライフ」へ、就職を決めました。

ところが、新入社員としての新しい出会いや仕事に、わくわくと胸を膨らませていた矢先、新型コロナウイルスの影響を受けました。

自社で運営していた飲食店も休業せざるを得なくなり、食事にも新しい形が求められるように。人とごはんを囲む楽しみが少なくなっている人たち、何より私自身のために、新しい食事の楽しみ方が必要だと感じました。

大好きな福島の食、それにかかわる人たちと一緒に、なにかできないものか。今日も部屋でひとりごはんを食べているであろうだれかのおうち時間が、少しでも幸せなものになるために、なにかできないものか。そう考えていた時に思い当たったのが…

「そう。カレーです。」

どんな食材も包み込み、どんな食文化の人でもおいしく食べられるこの包容力。老若男女問わず愛されているポテンシャル。

そして、季節や体調、体質に合わせたスパイスを選んで摂取することで、

心身ともに元気がみなぎってくる。

「私が惚れた福島の食材を主役にそれらをおいしく食べるための絶品カレーを、お世話になっているシェフとともに開発しよう!」

そして、私の友人のように、今日もひとりでごはんを食べている皆さまに、

おいしくて幸せなおうちごはんの時間を提供したい!

カレーの魅力をみんなで味わって、元気を届けたい!!

これが、今回のプロジェクトがスタートしたストーリーです。

(おいしいカレーを作るために、日々試作しています)

クラウドファンディングを実施、200万円の資金調達

オープンにあたって、クラウドファンディングを実施しました。結果としては当初の目標金額を上回り、支援者は262名、支援総額は2,138,187円の応援を頂きました。クラウドファンディング最終日はライブ配信を行い、オープンに向けて応援してくださった方々と達成の喜びを分かち合いました。

(クラウドファンディング最終日の様子)

8月20日に郡山市うすい百貨店にオープンしました

多くの人の応援のおかげで、2020年8月20日に郡山市うすい百貨店に「with curry」はオープンしました。オープン日には、クラウドファンディングの支援をいただいた方お客様を含め、沢山の方が訪れてくださいました。

テイクアウトに限らず、イートインも可能です。スタッフ一同、みなさまのお越しをお待ちしています。

スタッフによるインスタライブ配信を毎日!

with curryに込められた一番の意味は、”一緒に食べるカレー”です。

テイクアウトしたカレーを、家でひとりで食べるときもさびしくないよう、with curryスタッフと画面越しに一緒にカレーを食べられる配信を毎日20時、公式Instagramから配信しています。

公式Instagram▶https://www.instagram.com/with_curry_/

最後に

最後になりますが、私自身、数カ月前には想像もしていなかった福島で生きていくことになり、プロジェクトリーダーとしてクラウドファンディングに挑戦すること、プロとして料理を作るということ、一つ一つの打ち合わせが、すべて初めての体験で新鮮でした。百貨店に打ち合わせに行く時も、最初は代表について、緊張しながら小さな声で名刺を渡していたのを覚えています。今ではひとりで打ち合わせに出向き、取引先、福島の人々、応援していただいている方々とお話できるようになりました。

カレー作りも、試行錯誤が続きました。自分で食べるだけならば、大抵のものはおいしいし、細かいことは気にしないですが、お客様に食べていただくからには、納得のできるものを、毎回同じクオリティで提供しなければなりません。今のカレーの味になるまでにはたくさんのストーリーがありました。

(最後に、福島に来るきっかけとなった、弊社代表の小笠原との写真)

新卒入社から、今日にいたるまで沢山の経験と思いが詰まったwith curryのオープンです。ぜひ、お店に足を運んで下さると嬉しいです。私も店頭でお待ちしています。

with curry店長/株式会社エフライフ

吉川みゆき

with curryの最新情報はこちらをチェック

<店舗概要>

店名:with curry

所在地:福島県郡山市中町13-1 うすい百貨店地下1階 食品フロア (福島県郡山駅西口徒歩5分)

TEL:024-983-3222

営業時間:10時~19時

定休日:なし

▼公式Facebookページ

https://www.facebook.com/withcurry

▼公式Instagram

https://www.instagram.com/with_curry_/

▼クラウドファンディングページ

https://camp-fire.jp/projects/view/282004

<運営会社(株)エフライフのご紹介>

「大切なものを大切にして生きていくライフスタイルを福島から拡げていく」をミッションとして、地域の魅力を発掘・発信していく様々なプロジェクトを行っています。

公式サイト:https://www.f-life.org

運営事業

fukunomo|美酒と美肴のマリアージュを毎月お取り寄せ

local snack SHOKU SHOKU FUKUSHIMA|地酒40種呑み放題

with curry|あなたを家でひとりにさせないカレー屋さん

各種デザイン・コンサルティング|地域の魅力を再発掘するデザイン

Local Crowdfunding Lab|クラウドファンディング伴走支援事業

Let's block ads! (Why?)



"料理する" - Google ニュース
September 29, 2020 at 09:00AM
https://ift.tt/3jcroIz

あなたを家でひとりにさせないカレー屋さんのオープンの裏側には、新卒でローカルベンチャーに飛び込んだ店長の決意があった - PR TIMES
"料理する" - Google ニュース
https://ift.tt/2YrpIRH
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment