探査機「はやぶさ2」が分離したカプセルが無事に地球に帰還した6日未明、JAXA宇宙科学研究所がある相模原市では市民会館でパブリックビューイングが開かれ、市民ら350人がカプセル帰還の瞬間を見守った。
午前2時半前、小惑星「りゅうぐう」の砂が入っているとみられるカプセルが大気圏に突入する様子がスクリーンに映し出されると、会場は「おめでとう」という歓声と拍手に沸いた。
愛知県春日井市から家族で訪れた長岡駿太郎君(9つ)はJAXAで働くのが夢という。
「一生に一度見られるかどうかの瞬間で感動した。はやぶさ2にはこれからも新しいことを発見するため頑張ってほしい」と声を弾ませた。姉の沙織さん(10)は「カプセルがちゃんと帰ってきてうれしかった」と顔をほころばせた。
はやぶさ初号機の帰還も見守ったという神奈川県大和市の会社員橋本博之さん(41)は「(カプセルが大気圏に突入した際の)光の中にいろんな人の思いが詰まって輝いているんだなと思うと胸が熱くなった。久しぶりの明るい話題でうれしい」と相好を崩した。(曽田晋太郎)
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