片町のレストラン 週末に屋台 第１弾はトムヤムクンスープ - 中日新聞

トムヤムクンのスープで作られたおでん＝金沢市片町のダブリューダブリューで

　新型コロナウイルスの感染拡大で飲食業界の苦境が続く中、金沢市片町のプレーゴ内にあるレストラン「ダブリューダブリュー」が、週末限定でおでん屋台を開いている。「世界のおでん」と銘打ち、第１弾はタイ料理でおなじみのトムヤムクンのスープで提供。テークアウトにも対応している。試行錯誤の中で生まれた一風変わったおでんを楽しんでみては−。　（田嶋豊）

　レストランは「世界各国のビールと料理が楽しめる店」をコンセプトに、昨年三月にオープン。直後の四月に緊急事態宣言が出て、一時休業を余儀なくされた。白色を基調としたおしゃれな内装で結婚式の二次会などもできるが、団体予約はキャンセルや延期が続出。消毒はもちろん、座席の間隔を空けたり、小皿で提供したりと感染対策を徹底してきたが、思うようにいかないことの連続だった。

　「何か面白いことを」と昨年十一月末に始めたのが世界のおでん。屋外のテラス席のスペースを活用する。おでん鍋のふたを開けると、真っ赤なスープに八種類の具材が並ぶ。トムヤムクンは酸味が特徴だが、口当たりは優しく、がんもどきや大根、焼き豆腐などとの相性も抜群だ。エビは素揚げしてあり丸ごと味わえる。

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