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Monday, October 25, 2021

コンビニのスープに新発想 具材を切り離し組み合せ自在に ローソン - 食品新聞社

野菜などの具材入りスープから具材を切り離したスープを販売し、そのスープにあう具材も複数の中から選べるように販売――。ローソンは19日から首都圏のナチュラルローソン店舗で「具材が選べるスープ」シリーズを発売。スープと具材を自由に組み合わせる楽しみを提案する。

コロナ禍による健康志向と自由に組み合わせたいニーズの高まりが背景。日常の健康行動として野菜の摂取を意識しているという調査結果やカスタマイズできる業態の人気ぶりに着目した。

15日発表した鷲頭裕子商品本部ナチュラルローソン部部長は「カスタマイズやサブスクなど商品の買われ方がこの1年で大きく変わった。体調管理を意識されてサラダを食べることが多くなる中、毎日飽きないように組み合わせをされている。皆さん工夫して体調管理と食事を楽しむことに取り組まれていることが大きな刺激になった」と語る。

「具材が選べるスープ」シリーズから今回発売されるのが「ミネストローネ」(税込218円)、「ポトフ」(税込200円)のスープ2品と「蒸し鶏」「豆」「野菜」の具材3品(各・税込350円)。これらを同じ棚に並べて、POPでスープと野菜の組み合わせを訴求していく。

「6通りの組み合わせができ、スープと具材の2品で550円前後。この組み合わせ以外にも、おにぎりを一緒に買って雑炊風にすることや、野菜を付け足す“追い野菜”などもオススメ」と荒谷京子商品本部ナチュラルローソン部シニアマーチャンダイザーは説明する。

商品は全般的に、国産素材を積極的に採用して素材そのもののおいしさを引き出して減塩の設計。1食当たりの食塩相当量は、2品の組み合わせで最も高いものでも3.4g以下に抑えられている。

「ミネストローネ」は、ベーコン・キャベツ・ニンジン・タマネギ・セロリなどを炒めトマトを加えて煮込み食塩相当量は2.4g。「ポトフ」は香草類を煮出しかつおや野菜を濃縮した野菜だしで作られ食塩相当量2.56g。

具材3品は、タンパク質・食物繊維・野菜にそれぞれ焦点をあわせて開発。電子レンジで温められるようになっている。

「蒸し鶏」は、鶏肉・豆・ゆで卵のタンパク質が摂れる具材の組み合わせにブロッコリーと水菜を合わせた。

食物繊維が最も摂れるのは「豆」で、3種の豆をメーンにセミドライトマト・ベーコン・ほうれん草・モッツァレラなどを添える。

「野菜」は1食分の野菜(128g)が摂れる仕立てで、レタス・カボチャ・トマト・ニンジン・ヤングコーン・オクラを詰め合わせた。

旬素材の提供などを考えて年明けにリニューアルを予定する。その際、人気の組み合わせなど購買行動を分析した上でセット割引なども検討していく。

「ナチュラルローソンはローソンに比べてスープの売上比率が高い。もともと売れていたが、必ず具材とセットにしていた。これをバラバラにして選べるようにしたら、より多くのお客様に手に取ってもらえるという仮説を立てて今回チャレンジした。新しい提案を続々と行い、商品だけでなく、買い方や売り方にも広げていく。長く育てていきたい」(鷲頭部長)と意欲をのぞかせる。

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