監督が語る「人気マンガ映像化」の苦心とこだわり
テレビドラマで好評だった『きのう何食べた?』が映画化、11月3日から公開される。©2021 劇場版「きのう何食べた?」製作委員会 ©よしながふみ/講談社
累計発行部数840万部(電子版含む)を突破する、よしながふみによる人気マンガ『きのう何食べた?』。西島秀俊・内野聖陽のダブル主演で2019年にテレビドラマ化された。話題を集めた作品だったこともあり、映画化することが決定、11月3日(水・祝)より劇場公開される。
料理上手できちょうめん、かつ倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)役の西島秀俊、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)役の内野聖陽をはじめとし、山本耕史、磯村勇斗ほか、個性豊かな人気キャラクターたちが総出演するほか、中江和仁監督、脚本の安達奈緒子の続投も決定。2LDK男ふたり暮らしの、ほろ苦くもあたたかい毎日と日々の食卓を描き出している。
そこで、本作のメガホンをとった中江和仁監督に、映像化する際、料理シーンをいかに印象的に見せたのか、そのこだわり、苦労について聞いた。
周りの人たちから作品の人気度を知った
――この作品との出会いは?
僕はもともとCMの人間なんですが、よく西島秀俊さんとテレビCMの仕事をしていたということもあり、(本作の企画監修を担当した)博報堂の神田祐介さんと西島さんの事務所が、この作品を監督するのは中江がいいんじゃないかという話になったそうで、それで僕に声がかかりました。
――原作ものの実写化ということに対してプレッシャーはありましたか。
そのとき、僕は原作を読んでいなかったので、「はい、やります」と言った後に、原作がどれだけ人気なのかということを周りの友達から聞かされることになりました。「あれをやるんだ」「実はファンなのよ」といったメールが本当にたくさん来まして。こんなにファンの方が周りにいるのか、そんなに人気なのかと思って、ちょっと焦りましたね。
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