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Friday, April 22, 2022

ミソにカレーにスープ… 古くて新しい買い物スタイルが身近なエコに「量り売り」の店が少しづつ増える - FNNプライムオンライン

古くて新しい買い物スタイル、「量り売り」に注目します。
県内で、持参した容器で持ち帰る、量り売りの店が少しずつ増えています。
背景も含め取材しました。

高岡市伏木の中田酒店。
醤油や味噌も取り揃えています。
ここで先月末から始まった新たなサービスが…。

*リポート「こちら、みその量り売りです。持ち帰り用の容器を提供し、繰り返し使えるようにしました」

この店では以前から、一般にはほとんど流通していない、氷見市でつくられたたる詰めの米こうじ味噌を販売。
これまではポリ袋での量り売りをしていましたが、新たに、持ち帰り用の容器を提供することにしたのです。(100グラム50円)

*中田酒店 中田康夫さん「なかなかスーパーで買えない味噌を味見してもらうのと同時に、脱プラのキャンペーンということで。微々たるものですけど、世の中の流れとしてこれはいいんじゃないかなと思って」

身近なエコとして、いま、県内で少しずつ増えているのが、「量り売り」の店です。

*スウプはやし 林美湖さん「テイクアウトの容器もございますが、ご自分のスープジャーとかお持ちでしたら、量り売りもできます」

去年11月にオープンしたばかりの、氷見市にあるスープのテイクアウト専門店。
スープジャーなどを持参すれば容器代(20円)はかからず、10グラム25円での量り売りをしています。

*スウプはやし 林美湖さん「ちょっとの手間で、ごみを減らしたいという共感が広がったらいいなと思います」

海洋汚染も招くプラごみの国内での排出量は年間820万トン以上。(出典・一般社団法人プラスチック循環利用協会)
コロナ禍でのテイクアウトや食品の個包装などの需要増加もあり、環境省の調査では、プラスチック類の容器包装が家庭ごみに占める割合は、容積比で約5割となっています。(令和3年度)

こうした中、今月1日には、使い捨てのプラ製品の削減を企業などに求める「プラスチック資源循環促進法」が施行されたこともあって、「脱プラ」へ向けさまざまな動きが始まっています。

*リポート「わたくし、今度は鍋をもってやってきました。こちら、カレーのテイクアウト専門店なんですが、今月から、カレーの量り売りを始めたんです」

体に優しいスパイスと旬の県産野菜を使ったカレーを提供している、「ひみつカレー」。
こちらも今月から、密閉できる「マイ容器」での量り売りサービスを始めました。
もともと店では、カレーがこぼれにくく、軽くて丈夫なプラ容器で1人前ずつ提供。

*ひみつカレー 仲有紀さん「カレーの容器、ふた。ごはんの容器、ふた。ということでたくさんのプラごみが出てしまう」

大量にプラごみが出ることに課題を感じ、環境問題を考えるきっかけにもなればと企画しました。
店では、容器を預かるとまず消毒、洗浄を。
そして希望の量を10グラム25円から量り売りします。
容器は鍋など密閉できるものに限り、鍋の貸出も可能です。
さらに、繰り返し使える竹素材のカトラリーセットも用意し、希望者に販売しています。

*ひみつカレー 仲有紀さん「今までは1人分ずつ持ち運んでということで、それも便利ではあったんですけど、例えばお鍋を囲むようにみんなで同じカレーを食べるという楽しみだったり。あとは外で、自分で炊いたごはんの上にかけてキャンプ、ピクニックなどアウトドアで楽しんで頂くとか。そういうことの色んな場所での楽しみ方が広がるんじゃないかと、あらためて思いました。エコは楽しく続けていけたら、それがいちばんいいんじゃないかと思います」

富山テレビ

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