素材の持ち味を生かして栄養バランス抜群。「料理は化学」と、理(ことわり)に適ったスタイリッシュなお料理が人気の料理研究家・松田美智子さんが、今こそおさらいしておきたい家庭の定番料理をシリーズでナビゲートします。 【写真で手順をチェック!】「ポテトサラダ」の作り方 第6回はおつまみによし、おかずによし、サンドイッチにしてよし!と、家族みんなが大好きな「ポテトサラダ」です。ポイントは、じゃがいもが熱いうちに調味をしてしっかり味をなじませておくこと。食感を決めるきゅうり投入のタイミングも重要です。動画を見ながらぜひ、作ってみてください。
じゃがいもはメークイーンを使い、皮ごとゆでる
「わが家のポテトサラダのじゃがいもは、私は型崩れしにくいメークイーンを使います。完全にマッシュするよりもざっくりと潰し、じゃがいもの食感も楽しみたいのです。 マヨネーズはじめ調味料は、必ずじゃがいもが熱いうちに加えて味をよくなじませてください。ゆで卵を散らしてもよいですが、温泉卵を絡めながらいただくのもおいしいですよ」(松田さん)
家族が大絶賛!「人気のポテトサラダ」の作り方
【材料】(4人分) メークイーン 4~5個(500g) 塩 大さじ1 玉ねぎ 1/2個 きゅうり 1本 にんじん 3cm分 ロースハム 4~5枚(50g) 米酢 大さじ1と1/2 白こしょう 少量 温泉卵 好みで1個(市販のものでOK) (ドレッシング) 三温糖 大さじ1 塩 小さじ1 和がらし 小さじ1 マヨネーズ 3/4カップ 【作り方】 (1)きゅうりは縦半分に切り、細めのスプーンなどで種をそぎ取って約4cm長さに切り揃える。線維に沿って薄切りにし、塩をひとつまみ入れて10分ほどおく。ペーパータオルに包んで軽くこまめにもんで水を絞る。 (2)じゃがいも泥や汚れを落とし、塩大さじ1を入れて水からゆでる。ゆで時間は、じゃがいも500gで20分が目安。太いところに竹串を刺して、無理なく刺さればOK。熱いうちに皮をむき、木べらなどでざっくりじゃがいもを崩して、米酢と合わせる。 (3)ボウルにマヨネーズと三温糖、和がらしを合わせ、味をみて塩を加えて調える。じゃがいもと合わせ、木べらでじゃがいもを崩しながら和える。薄切りにした玉ねぎ、脂を除いて切り揃えたロースハム、繊維に沿って薄切りしたにんじんを加える。好みで白こしょうをふる。 (4)30分ぐらい休ませてじゃがいもの余熱を飛ばし、味をよくなじませる。最後にきゅうりを加えて 全体をよく混ぜ、冷蔵庫に1時間ほどおいてさらに味をなじませる。ほかにも、セロリやパセリのみじん切りを加えてもおいしい。 (5)器に盛りつけ、半分に切った温泉卵を添えて食卓へ。温泉卵と絡めながら召し上がれ!
【取材協力】
まつだみちこ◎1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。https://ift.tt/2OliVVr
kufura編集部
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