東海地方を中心に活動するキャンパーたちのキャンプスタイルや楽しみ方を紹介する「東海CAMPers」。ユーチューブやインスタグラムで積極的に発信しているキャンパーならではの情報を、日曜日の紙面で随時お届けします。今回は、ブッシュクラフトを楽しみながら、料理にもこだわるキャンパー・中村
皆さんはじめまして。三重県内のキャンプ場を中心にファミリーキャンプをしたり、山の中へソロキャンプに出かけたりしている中村将教です。
家族とは、オシャレな大型テントを使った「グランピング」のようなキャンプをしていますが、ソロでは極力持っていく荷物を減らし、バックパックひとつで山に入るブッシュクラフトのようなスタイルを楽しんでいます。
もともと、トレイルランやマウンテンバイクが趣味でしたが、妻や子どもたちと一緒に楽しめることをと、4年ほど前にキャンプを始めました。
でも、ソロキャンプも大好きで、ひとりで山の中に入って野営することもしばしば。「軍幕」と呼ばれるミリタリー系のテントと、最低限の道具をリュックに詰めて出かけます。
今まで色々なキャンプスタイルに挑戦してきましたが、こうした男くさいワイルドなスタイルが一番しっくりきています。テントの幕を跳ね上げるポールも、現地で長い枝を探して使ったり、飲料水なども川からくんだものを沸かしたりしています。
何もしない
普段は工場勤務なので、毎日大きな機械音の中で仕事や時間に追われています。そこから完全に解き放たれるのが、私にとってのキャンプです。
特別なことは何もしません。川のせせらぎや虫の声を聞いたり、テントを打つ雨音などに耳を傾けたり。そんな時間が何よりも
料理にはこだわりがあって、家族とのキャンプはもちろん、ソロでもちょっと手の込んだ料理をすることが多いです。
最近は、肉やマスタードなどをバゲットにはさみ、ホットサンドメーカーで焼く「キューバサンド」にハマっています。はさむ肉も仕込みは5日ほど前から。塩で水抜きしてハチミツやハーブと一緒につけ込むのですが、肉のうまみとパンの香ばしさが相まって最高においしい。
みたらし団子に豚バラ肉を巻いただけの料理もオススメです。材料も入手しやすいし、焼くだけで食べられるので、ぜひ皆さんにも試してほしいですね。
痕跡残さない
山でキャンプすることの多い私にとって、最も気をつけていることは、自分の痕跡を森の中にできるだけ残さないということです。 地面で直接たき火をしないようにしたり、むやみに草木を傷つけないようにしたり。「森の中にお邪魔させてもらっている」ということをいつも心がけるようにしています。
冬になれば木々も乾燥します。万が一でも火の不始末があってはいけません。キャンプブームでブッシュクラフトを楽しむ人も増えていますが、自然への敬意を忘れないでほしいですね。
これからは、テントも持っていかず、ハンモックを使ったキャンプに挑戦したいと思っています。荷物をさらに軽量化できるし、山の中は平らな地面も少ない。しっかりとした木さえあれば、快適に寝ることができるハンモックでのキャンプに挑戦することが今の一番の目標です。
【中村将教】三重県在住。「ジャガピー」の名でインスタグラム(@jagap_camp_drunker)で発信しているほか、ユーチューブ(まさPのゴリゴリCAMPチャンネル)も始めた。
長く使い込めそうなククサを探していたとき、インスタグラムで見つけて一目ぼれ。シラカバ製で、注文から半年待ってようやく手に入れたという。キャンプ場に到着し、テントなどの設営を終えた後にこのククサを使って飲むコーヒーが「味も香りも格別。まさに男のロマン」とにんまり。
からの記事と詳細 ( 中村将教さん - 読売新聞 )
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