ツンと冷たい風が肌を刺す季節。12月ともなると、食べるものを選ぶときにおいしさや手軽さのほかにもうひとつ、“どのくらい体を温めてくれるか”という物差しが入ってきます。
鍋ものやグラタンなどとともに私が大好きなのがポタージュスープやシチューなのですが、家で作るメニューはどうにもワンパターンになりがち……コトコト煮込む時間や凝ったレシピには縁遠いのが現状でした。
おうちスープに革命の兆し
そんな時、フラリと入ったお気に入りのスープ専門店「スープストックトーキョー」で冷凍スープのセットを見つけました。お家で解凍すれば、定番スープや季節のスープをいつでも楽しめるそう。体温めレシピのマンネリ対策にひと役買ってくれそうです。
「結婚祝い ペアスープセット」「出産祝いセット」など多様なセットシリーズの中から、私はウィンター6スープセットを選びました。頼めばオーナメントを思わせる可愛らしい熨斗をつけてくださいますので、プレゼントにもぴったり。
定番スープや季節のスープが6種類
ボックスをオープンすると、カチカチに平たく冷凍されたスープがお目見え。間に保冷剤をはさみ二段構造になっています。
冬季限定の「オニオンクリームポタージュ」から定番の「オマール海老のビスク」 「東京ボルシチ」まで、ニッコリ嬉しい6種類。それぞれ1人前ほどの180gが入っています。
スープストックに入ると、レジ前でグルグルと頭を悩ませることがお決まりなのですが(列が長いほど嬉しい稀有な例です)、今私の目の前には試しておいしかったスープたちが無造作に広がっています。これを贅沢と言わずしてなんと言うでしょう!
簡単調理
温めの方法は電子レンジと湯せんの2種類。時間があったので湯せんを選びましたが、忙しい時間にレンジでほったらかし調理ができるのも嬉しいポイントだと感じました。
グラグラ沸きたつお鍋に入れて5分温めるともう完成です。
シーン別スープ帖
オニオンクリームポタージュ×カンパーニュ
玉ねぎのコクでいっぱいのクリーミーな「オニオンクリームポタージュ」。シンプルなカンパーニュと、少し気分を変えてオリーブ入りのパンも合わせてみました。
ベースとなる炒め玉ねぎにマッシュルームやネギがとけこみ、さまざまな味わいの重なりを楽しむことができます。
とうもろこしとさつま芋のスープ×ドライフルーツライ麦パン
お次はとうもろこしとさつま芋という、なんだか嬉しくなってしまうような組み合わせのスープ。
“そちらが甘みを全面に押し出すのならこちらもね”とばかりに、付け合わせにはドライフルーツとナッツ入りのライ麦パンを選びました。
野菜の素朴でやさしい甘さが口いっぱいに広がり、1日のはじまりの気持ちを晴れやかにしてくれます。特別な日の朝にふさわしい気がしますが、このスープを食べることでその日が特別になるのかも、とも思ったり。
東京ボルシチ×ピザプレート
市販のピザとサラダだけの簡単なプレートに合わせたのは定番の「東京ボルシチ」。
ゴロン、ゴロンと入った牛肉のかたまりは存在感抜群で、スープが夕食の主役といってもいいでしょう。そんなメインが5分の温めで完成することの嬉しさ!
1日の最後の食事を優雅な気持ちでどうぞ。
次はなにを食べよう
これからどんどん寒くなり気が滅入りますが、冷凍庫のすみでひっそりと出番を待つスープを思い出したら心が少しほぐれそう。
付け合わせの組み合わせを考えるのも楽しいスープ生活、しばらく続きそうです。
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