ひなちゃんパパの家族レシピ
日本は和食をはじめ、洋食、中華、エスニック…と、実にさまざまな料理をおうちで作って食べています。わが家も調味料の種類は増えるばかりです。ナンプラー(魚醬、ぎょしょう)ってどうやって使えばいいんだろう。
江上料理学院副院長の江上佳奈美先生に尋ねると、「それなら早速、日本でも人気のあるベトナムの麺料理、フォーのような食べ応えのあるスープを作ってみましょうか」と、すすめてくれました。
本場では米粉を使った平たい麺で作りますが、今日は緑豆春雨で。具はエビを選びました。まずエビの殻をむこうとすると、江上先生が「待って! 殻はつけたままで煮るとおいしいだしが出るの」。
背わただけ竹串を使って取り除き、水に入れて火にかけました。エビの色がパッと鮮やかになり、火が通ったらそのままの状態で冷まします。
殻をむいて、尾は取っても、取らなくてもどちらでもいいそうです。エビのうまみが溶け出した汁に戻し入れて、ナンプラーとレモン汁を加えます。一煮立ちしたところにゆでた春雨を加え、味をみて物足りなければナンプラーを足して調味します。
器に盛り、パクチーをのせて出来上がりです。パクチー好きは〝増し増し〟で。一味トウガラシや粗びき黒コショウで辛味を加え、大人の味に仕上げるのもいいですね。
ナンプラーのエスニックな香りが妙に食欲を刺激します。「レモンの風味が爽やかね。おうちでこんな本格的な味が楽しめるなんて」と、ママは喜んでくれました。次は鶏肉を具にして作ってみようかな? 食べやすく切ったサラダチキンをのせても、簡単にボリュームが出ておいしそうです。
■材料・2人分
エビ(殻付き)………………10尾
春雨………………………100グラム
パクチー(香菜)……………適量
レモン汁…………………小さじ2
ナンプラー、コショウ
■作り方
❶エビは背わたを取り除く。
❷鍋に①、水3カップを入れて火にかける。エビに火が通ったら火を止め、そのまま冷ます。エビを取り出し、殻をむいて身を戻し入れ、ナンプラー大さじ1、レモン汁を加える。
❸春雨は熱湯で2~3分ゆで、ざるに上げて水気を切る。
❹②を一煮立ちさせて③を加え、コショウ少量をふる。味をみて必要があればナンプラー少量で調える。
❺器に④を盛ってパクチーをのせ、薄く半月切りにしたレモンなどをトッピングする。
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