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個人クリエイターのAnslo氏は、『Slow Roads』を公開した。Webブラウザ上でプレイできる、ドライブゲームだ。
『Slow Roads』はドライブゲームだ。自動生成される道をひたすら車両で走り続ける。数種類の車両のほか、季節や時刻、天候なども複数用意。夜道をヘッドライトで取らしながら駆けることも可能となっている。
「終わりなきドライビング禅(Endless Driving Zen)」と銘打たれているように、本作は終わりも分岐もない道をひたすら車両で走り抜けていく。車両の運転はキーボード操作でおこなうほか、自動運転への切り替えも可能だ。鳴り響くのは電気駆動と思われる車両から響く音と、風を切る音のみ。心を無にする瞑想のようなゲームプレイが本作の特徴といえそうだ。
建造物などはないものの景色は起伏に富んでおり、初期マップである「Hills」では遠くには水場や森などが見えることも。ガードレールの有無や数種類の道路標識などで、道路自体にも一定のバリエーションはもたらされている。
画面左下の3つのアイコンでは、さまざまな設定を切り替えられる。ハンドルアイコンでは車両を乗り換え可能で、乗用車・バイク・バスが用意。またその左の景色のアイコンでは、季節や天候・時間帯などを切り替え可能。時間帯は自動で経過させることも可能となっている。そして一番左のアイコンでは世界を「Hills」から「Off-World」に変更可能。火星・金星・月をイメージした世界へと激変させられる。またワールド変更のほかには、道の複雑さを変更したり、世界の状態を決める“シード値”を確認したりすることも可能だ。
本作を手がけるのは個人クリエイターのAnslo氏。同氏は3Dグラフィックや、コンピューター生成のデザイン、デジタルモデリングなどを専門としているそうだ。本作は同氏にとって実験的な作品となるようで、風景の自動生成技術の探求を主な目的として制作されているそうだ。またJavaScriptで動作するブラウザ上の3Dアプリケーションの限界を探る意図もあるという。
本作は16か月間にわたるフルタイム体制で開発されてきたという。Anslo氏の当初の目標は達成されたため、本作については完成したと見なしているそうだ。一方で、今後も追加したい機能はあるとのこと。雨・雪・霧・風といった天候システム、道中の建造物や牛、競争モード(Competitive modes)などの実装を見込んでいるという。同氏いわく、引き続きフルタイムで本作の開発に取り組み続ける経済的な余裕はないものの、ゲーム内に広告を導入したくはないとしている。そのため同氏はこれら機能の実装を望むユーザーに対してサポートを募っており、実装見込みの機能の中からもっとも実装を望む機能を選んでほしいとのことだ。
『Slow Roads』はWebブラウザ向けに公開中だ。
からの記事と詳細 ( 禅リラックス無限ドライブ『Slow Roads』PCブラウザ向けに無料公開。のどかな丘から火星まで無心で走る - AUTOMATON )
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