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Thursday, March 19, 2020

日本人がほっとする味!スペイン風雑炊「カルドソ」【世界の「米料理」レシピ】(クックパッドニュース) - Yahoo!ニュース

お米は日本の主食ですが、世界を見渡すとお米を食べている国は意外とたくさんあります。お米の食べ方や炊き方、保管方法、そしてお米の価値観など、世界のお米を知ると、その多様性や魅力を再発見することができます。そこでこの連載では、知っているようで知らない海外のお米料理をお米のコバナシとともにお米ライター柏木智帆がお届けします。

■ ■ ■

日本のお米で作る“スペイン風雑炊”

以前に都内にあるスペイン料理店で「小海老のカルデロ」という米料理を食べました。「カルデロ」と呼ばれる鉄壷でお米と出汁を煮込むスペイン・ムルシア地方の伝統料理で、見た目は“スペイン風雑炊”。「ニョラス」と呼ばれる乾燥させた赤ピーマンと魚介の出汁で煮込まれたお米は、ぷりっとしていてクセになる食感でした。

この店ではカルデロを使っているから「小海老のカルデロ」という料理名にしているそうですが、一般的には「メロッソ」と呼ばれています。

あまりのおいしさに感動した私は「カルデロがほしい!」と思い始め、この料理を食べ終わるころには、「カルデロを買うためにスペインに行こう」と考えていました。

現地ではもちろんスペイン米が使われていますが、この店では粒がしっかりとして粘りが少ない「はえぬき」を使っていました。もっちりとして粘りが強くやわらかいお米よりも、あっさりとした食べ心地としっかりとした食感のお米がおすすめです。

パエリアよりも胃に優しい?

それからちょうど1年後。「カルデロがほしい」という欲求に、さらに「本場のパエリアが食べたい」という欲求が重なり、スペイン・バレンシアに行ってきました。

さまざまな店を食べ歩きましたが、一番おいしかったのは「アロセリア」という米料理専門店で食べた「野菜のメロッソ」。オイリーなパエリアを食べ過ぎて疲れ気味だった胃に、雑炊のようなメロッソが優しく染み渡りました。ちなみに、残念ながらカルデロとは出会えませんでした…。

スペイン風雑炊にはメロッソの他に「カルドソ」という料理もあります。カルドソはメロッソよりもスープがたっぷりという違いがあるそうですが、アロセリアで食べたメロッソはスープがたっぷりでした。

スープの量がどれくらいだとカルドソになり、どのくらいだとメロッソになるのか。これについては未調査なので、次にスペインに行った時には2つを食べまくって比較調査しようと思っています!

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March 18, 2020 at 06:31PM
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