前田浩
病気予防に効果的な野菜スープ。そのレシピから、ウイルス・ガンはもちろん、現代社会が抱える問題まで徹底解説した『ウイルスにもガンにも野菜スープの力』(前田浩著)から、一部を抜粋してお届けします。抗がん剤の世界的研究者による、健康になるための一冊です。* * *
私の米国人の友人は、お母さんが腎ガンになり、熊本で抗ガン剤スマンクスの治療を受けさせたいと来日しました。治療の結果は良好で帰国したのですが、その後お母さんの食事で気をつけることがあるかとアドバイスを求められたので、野菜スープを勧めました。
当時私はキノコや野菜の健康効果を研究していたこともあり、キノコ、豆、野菜を多く含む野菜スープを提案しました。以来、友人のお母さんはずっとお元気で、 95歳で天寿を全うされています。
この友人はもともとニューヨークの病院に勤務していたのですが、イエール大学に移り、自分の体験もあり、野菜スープの研究に没頭しました。彼の研究では、野菜スープをstageIII、IVの非小細胞肺ガンの患者さんに飲んでもらって臨床介入試験を行ったとのこと。
症例数は限られていましたが、明らかに通常の化学療法の群に比べて、有意に延命し、しかもQOL(クオリティーオブライフ=人生の質)がはるかに良いことが分かったのです。友人の研究は二つの論文になり、発表されています。
野菜スープはガンの予防だけでなく、ガン患者さんの退院後の日常食としてもお勧めします。ガン患者さんが治療を一旦終えて退院されると、不安を抱えているご家族としては、何か自分にできることはないかと考えるものです。
そうした人達の中で、奥様のために、毎朝色々な野菜を使ったジュースを作っているという男性の話を聞いたことがあります。
それならば、是非野菜スープにしましょう。自身のガン予防にもなりますし、 週に2回程まとめて作れば良いので、やってみると毎朝のジュース作りよりも簡単です。くり返しになりますが、野菜は生よりも加熱した方が、吸収率も栄養価も断然高いのです。
■前田浩
1962年東北大学農学部卒業/1964年カリフォルニア大学 (Davis 校)大学院修了(フルブライト奨学生)/1968年東北大学大学 院博士課程修了(指導:医学部石田名香雄教授)、東北大学医学部細菌 学講座助手、ハーバード大学ダナ・ファーバーガン研究所主任研究員/1971年熊本大学医学部微生物学講座助教授/1981年同教授/ 2005年熊本大学名誉教授(医学)、同年崇城大学薬学部教授、2011年 同特任教授/2016年同栄誉教授、現在、(財)バイオダイナミックス研 究所理事長・所長/大阪大学招聘教授(医学)、東北大学特別招聘プロフェッサー〈研究テーマと抱負〉高分子型抗癌剤、癌血管の透過性にかかわる現 象の EPR 効果、感染における生体内ラジカルの生成、炎症による生 体内活性酸素と抗酸化食品による癌予防、癌の蛍光ナノプローブに よる検出と光照射療法\n〈受賞歴〉日本細菌学会浅川賞、高松宮妃癌研究基金学術賞、ドイツ生 化学会および国際 NO 学会の特別号発刊により顕彰、王立英薬学会 Life Time Achievement Award受賞、日本DDS学会 永井賞、日本癌 学会吉田富三賞、2016年トムソン・ロイター引用栄誉賞(化学部門)、 米国ミシガン州Wayne State Universityより2017 Roland T. Lakey 賞受賞、2018年瑞宝中綬章受章、西日本文化賞、米国サンアントニオ 市名誉市長、米国オクラホマ州名誉州民など多数〈趣味〉ワイン\n \n
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