センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)はホテル内3つのレストランで、北海道が食の推進を行っているエゾシカ肉を使った限定料理を1月1日から提供する。館内レストランが一斉にエゾシカ肉を使った料理を提供するのは今回が初。(札幌経済新聞) 同企画は農林水産省が進める「元気いただきますプロジェクト」(品目横断的販売促進緊急対策事業のうち地域の創意による販売促進事業)の一環で、近年、鉄分が豊富なヘルシー食材として注目を集めている「エゾシカ肉」を活用した限定料理を提供し、エゾシカ肉の外食での消費喚起の促進を図り、安心安全に処理された、美味しいエゾシカ肉のPRを目的としている。 北海道では、人とエゾシカとの適切な関係を築き、地域社会の健全な発展に寄与するため、2014(平成26)年3月に制定した「北海道エゾシカ対策推進条例」に基づき、捕獲などによる個体数の管理や、捕獲個体の有効活用推進など、総合的かつ計画的にエゾシカ対策を進めている。しっかりと安心安全に処理をされ、おいしいエゾシカ肉を提供できるように、2016(平成28)年10月から高度な衛生管理を行う施設を認証する「エゾシカ肉処理施設認証制度」をスタートさせ、エゾシカ料理の普及拡大によって増え続ける鳥獣被害を減らし、地域の活性化や社会貢献の実現に向けた活動に取り組んでいる。 23階スカイレストラン ロンドでは「アニバーサリーディナー」(2人で1万8,000円)、「世界三大珍味ディナー」(8,000円、1月12日~)を提供。19階の日本料理 北乃路では「北乃路 旬菜会席」(1万2,000円)、2階のユーヨーテラス サッポロでは朝食ビュッフェの1品として「エゾシカ肉のジンギスカン」や「エゾシカ肉の生姜焼き」「エゾシカ肉の肉じゃが」を日替わりで提供する。 総調理長の金子厚さんは「西洋料理では高級食材として重宝されるジビエ。中でもエゾシカの肉は高タンパクで低脂質、かつ鉄分を豊富に含むヘルシーな食材として注目されている。官民一体となって、北海道固有の資源であるエゾシカの優れた栄養特性や 美味しさ等をPRし、エゾシカ肉の価値向上に協力していきたい」と話す。 スカイレストラン ロンドは2月28日まで、日本料理 北乃路とユーヨーテラス サッポロは1月31日まで。
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