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Friday, January 15, 2021

手湯、やきいも、スープ、ちゃんぽん、鍋…九州各地でポカポカ探訪 - 西日本新聞

 大寒(20日)を控え、九州も冬本番。街も人も雪に冷え、暖かさを恋しく思った方も多いのでは。今回は、心も体も温まるグルメやイベントなどを紹介します。

駅前広場にモニュメント「手湯」 大分・別府市

 日本一の温泉湧出量を誇る大分県別府市。至る所で噴煙を上げ、温泉が湧き出ている。旅館やホテルに泊まって体の芯から温まるのもいいが、忙しい人にお薦めなのが、JR別府駅前の「別府駅前広場モニュメント『手湯』」。市内2カ所から集めた温泉で、手を漬けているだけで体がぽかぽかしてくる。2005年、別府市が設置した。隣に別府観光の父・油屋熊八像もあり、撮影スポットになっている。同市駅前本町。市観光課=0977(21)1128。 (原田克美)

「手湯」で温まる子どもたち

響灘緑地温室でチョウを観察 北九州市

 北九州市若松区の響灘緑地にある温室で、一年を通じて日本最大級のチョウのオオゴマダラが作る黄金色のさなぎを観察できる。オオゴマダラは沖縄や東南アジアに生息し、羽を広げると15センチにもなる。成虫になるまで約1月半かかり、約2週間をさなぎで過ごす。気温が20度前後に保たれる熱帯生態園では約500匹のオオゴマダラのほか鳥や魚、爬虫(はちゅう)類など熱帯の生物約40種類が見られる。オオゴマダラのさなぎは隣接する温室で見学できる。火曜休園。響灘緑地=093(741)5545。 (古瀬哲裕)

美しい黄金色になるオオゴマダラのさなぎ

やきいも電車、2月運行へ 鹿児島市

 鹿児島市は、ほくほくの焼き芋を食べながら市内を市電で巡る「マグマやきいも電車」を2月11~14、19~21日の7日間運行する。市のシンボルマーク「マグマシティ」と、生産量全国一の県産サツマイモをPRする。車内で焼き芋4種(安納芋、シルクスイート、紅はるか、種子島ゴールド)を食べ比べてもらい、ガイドが沿線を紹介する。1日4便で定員は1便13人。中学生以上1000円、3歳~小学生500円。応募は専用サイトなどから2月13日まで。応募多数の場合は抽選。イベント事務局=099(255)6144。 (片岡寛)

やきいも電車のイメージ(鹿児島市提供)

「天上卵」使った極上スープ 福岡・糸島市

 福岡県糸島市志摩桜井の糸島ファームハウス「UOVO」は、こだわりの飼料を与え、平飼いで産み落とされる自社ブランド卵「天上卵」をはじめ、地場野菜などの産品を販売している。併設の人気カフェでは、冬季限定で3種のオリジナルスープを提供。「とろとろ天上卵の野菜たっぷりスープ」(税込み600円)は、とろみがあり、最後まで温かく食べることができて“スタッフ一押し”だ。UOVO=092(332)0535。 (竹森太一)

「とろとろ天上卵の野菜たっぷりスープ」はカップラーメンサイズの容器入りでボリュームもたっぷり

ご飯に載せてぬくもろう、しょうがの佃煮 福岡・桂川町

 福岡県桂川町の農家女性グループが「しょうがの佃(つくだ)煮」を手作りしている。分厚く切ったショウガをかつお節、昆布、シイタケを使ったたれで煮込んだ甘辛い味。ホカホカご飯に載せて食べれば、体の芯からぬくもる。同町土居の「けいせんとれたて村販売所」で販売している。町の特産品として開発した「加工部ひまわり」の大塚テル子会長(81)は「家では毎日食べて風邪知らず」。販売は日曜の午前8時~正午、1袋300円。町産業振興課=0948(65)1106(平日のみ)。 (坂本公司)

大塚テル子さんたちが手作りしている「しょうがの佃煮」

地元野菜たっぷり、耳納ちゃんぽん 福岡・久留米市

 約300グラムの新鮮野菜がこんもりと。「道の駅くるめ」(福岡県久留米市善導寺町)のレストラン「ほとめき庵」の「耳納ちゃんぽん」(790円)。生ごみ堆肥で栽培した地元産「元気野菜」のキャベツやニンジン、タマネギなどを使う。今の季節はシメジ、ロメインレタスなど約10種類。昆布やカツオなどのだし、しょうゆの和風スープの香りが食欲をそそる。無添加の麦みそを入れて食べることもできる。「食物繊維と発酵食品で体の中から元気になって」と四ケ所靖店長。ほとめき庵=0942(47)4222。 (玉置采也加)

和風スープの「耳納ちゃんぽん」

外カリッ、中はほくほく そうめん使いコロッケ 佐賀・神埼市

 名産のそうめんを衣や具に使う「神埼コロッケ」。揚げたてをかぶりつくと外はカリッ、中はほくほくだ。佐賀県神埼市神埼町神埼の神埼宿場茶屋で販売し、1日200個以上が出ることもある。店長の野口富子さん(74)は「熱々のコロッケでおなかも心も温めて」。1個100円(税込み)。営業は午前9時~午後6時。第2、4火曜定休。同茶屋=0952(53)3040。 (星野楽)

衣や具にそうめんを使った神埼コロッケ

だし汁のうま味、郷土料理いりやき 長崎・対馬市

 長崎県の対馬地方に伝わる郷土料理「いりやき」。鶏肉かブリなどの魚を煮立たせ、しょうゆと砂糖をベースに味付けした後、たっぷりの野菜を入れて食べる寄せ鍋の一種。対馬市厳原町の居酒屋「旬彩 和らく」では鶏肉と魚の二つの鍋を用意(予約制)。どちらも白菜、水菜など6~7種類の野菜と豆腐、シイタケ、シメジが入る。だし汁のうま味が食欲をそそり、体が温まる。「島特産の『対州そば』かそうめんで締めるのが地元流」と店長の橘正輝さん(35)。対馬観光物産協会=0920(52)1566。 (平江望)

冬の海眺め熱々のカキ つなぎオイスターバル 熊本・津奈木町

 熊本県津奈木町福浜の「つなぎオイスターバル」は、高台にある旧平国小敷地に設けられたカキ小屋。屋外のテントで冬の不知火海を眺めながら、熱々のカキを楽しむことができる。今年は昨夏の豪雨の影響で収穫量は減ったが、成育は上々。洋風のガーリックバターやバジルオイルのトッピングが人気。新メニュー「薫製牡蠣(かき)のアヒージョ」も加わった。4月末ごろまでの土日祝日、午前10時~午後4時に営業。要予約。津奈木漁協=0966(78)2015。 (村田直隆)

 ▼イベントの開催 ご確認を 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、イベントは中止・延期される場合があります。お出掛けの際は電話やネットでご確認ください。また、国や自治体の要請に従ってください。

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