Microsoftの新OS「Windows 10X」のほぼ最終ビルドと見られるOSがリークされました。Windows 10Xを実際に入手した複数のメディアは新OSを、「Windows 10の軽量版で、Chrome OSに対するMicrosoftからの答えとなるものだ」と評しています。
Hands-on with Windows 10X for single-screen PCs (video) | Windows Central
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Windows 10X is now Microsoft’s true answer to Chrome OS - The Verge
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Windows 10Xが最初に正式発表されたのは、Microsoftが2019年10月に開催したSurfaceブランドの発表イベントです。このイベントで紹介されたデュアルディスプレイのPC「Surface Neo」に、新OSのWindows 10Xが搭載されていたことから、当時は「Windows 10Xはデュアルディスプレイに特化したOSになる」と予想されていました。
Microsoftが折りたたみ式デュアルディスプレイWindowsPCの「Surface Neo」を発表 - GIGAZINE
その後Microsoftは、パンデミックの影響により2020年末を予定していたSurface Neoの市場投入が遅れることを発表。Windows 10Xも、デュアルディスプレイ向けのOSからシングルディスプレイ向けに変更されることを明らかにしました。
そんな中、Microsoft製品専門のニュースサイト・Windows Centralのシニアエディターであるザック・ボーデン氏が2021年1月14日に、シングルスクリーン向けに生まれ変わったほぼ完成品のWindows 10Xを入手したことを発表しました。
Here's your first look at Windows 10X for single-screen PCs. I should hopefully have more to share very soon :) pic.twitter.com/irkbMC5w5n— Zac Bowden (@zacbowden) January 13, 2021
ボーデン氏は、実際にWindows 10Xを使っている様子をムービーにして公開しています。
Windows 10X - Official Release Demo - YouTube
これがWindows 10Xのデスクトップ画面です。タスクバーのアイコンが中央に配置されているのが特徴的です。
スタートボタンから展開されたスタートメニューはこんな感じ。インストールされているアプリや最近使用したファイルが表示されていますが、Windows 10のスタートメニューよりシンプルで見やすいデザインになっています。
スタートメニューには検索ボックスも統合されています。
スタートメニューのアイコンは、ドラッグ&ドロップ操作で並べ替えが可能。
右クリックからピン留めをすることで……
従来と同様に、タスクバーにショートカットを配置することもできます。
Wi-Fi接続などのシステムアイコンもアクションセンターと統合されました。また、これまでスタートメニューから行っていたPCのシャットダウンや設定画面へのアクセスも、アクションセンターから行うようになっています。
設定画面はWindows 10とほとんど変わらないように見えますが……
エクスプローラーにはかなり変更が加わっています。
IT系ニュースサイト・The Vergeによると、エクスプローラ-はMicrosoftのクラウドストレージサービスであるOneDriveにアクセスするためのアプリとして設計されており、ローカルファイルにアクセスすることはできないようになっているとのことです。
ウィンドウの操作も簡素化され、ウィンドウサイズを任意の大きさに変更することはできなくなったとのこと。これに伴い、これまで「最小化ボタン」と「閉じるボタン」の間に配置されていた、「ウィンドウモードとフルスクリーンモードを切り替えるボタン」も廃止されました。
ボーデン氏はWindows 10Xを実際に使った感触について、「私たちにとっては朗報なことに、Windows 10Xのユーザーインターフェースは最初に発表された時からさほど変わっていませんでした。アニメーションは流麗で、OSの見た目はとても洗練されたように感じます」とコメントしました。
また、The Vergeは「Microsoftは長年にわたり、折り畳み式ハードウェアとデュアルディプレイ端末向けOSとしてWindows 10Xを差別化することに注力してきましたが、最終的にはこれまで以上にChrome OSに似たOSに仕上がりました。今回リークされたWindows 10Xは、既存のWindowsマシンにインストールできるアップグレード版ではなく、ChromebookのライバルとしてMicrosoftが開発している新デバイス用の『軽量版Windows』といえます」と評しました。
記事作成時点では、Windows 10Xが搭載された端末がいつ市場投入されるかは不明ですが、ソフトウェア関連のニュースサイトであるSoftpediaは、「Windows 10Xを搭載した最初のデバイスは、2021年の4月か5月に発売されるはずです」と述べています。
からの記事と詳細 ( Microsoftの新OS「Windows 10X」のほぼ最終版がリーク、Chrome OSに近い見た目の軽量版Windowsとの評価 - auone.jp )
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