日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は、中国での日本酒・焼酎の飲用機会を拡大する目的で、中国四大料理(北京・上海・広東・四川)の代表的料理と、最適な相性である日本酒・焼酎の分類をまとめたペアリング類型表を開発しました。
本類型表は、中国四大料理から代表的な料理をそれぞれ7種類ずつ選び、これらの料理に合う日本酒・焼酎の分類を科学的観点から整理し、中国現地での試飲・試食による実証を経て完成したものです。日本語版・中国語版を作成し、事業者が中国での販路拡大に活用できる内容となっています。
日本から中国への日本酒輸出額は過去5年間で4倍以上に増加しており、2020年には58億円に到達しました。2020年の輸出額は香港に続き第2位となっています。また、日本から中国への焼酎の輸出額は3.5億円で、世界最大の輸出先国です。富裕層が多く地理的にも近い同国は、日本にとって今後一層重要な酒類輸出先国となっていくことが予想されます。
一方で、中国での日本酒と焼酎の飲用機会はほとんど和食店に限られており、今後日本酒と焼酎をより浸透させていくためには、和食での消費拡大に加え、飲用機会を中華料理に拡大することも有効だと考えられます。
中国では欧米ほどペアリングという考え方が普及しておりませんが、中国富裕層はワイン飲用機会が多いためペアリングを受け入れる土壌がある可能性が高いと考えられます。同国で日頃食べられている中華料理と日本酒・焼酎のペアリングを富裕層に訴求することで、彼らの日本酒・焼酎の飲用機会を拡大できるチャンスがあると想定しております。
からの記事と詳細 ( 中国における日本酒・焼酎飲用機会の拡大へ! ―日本酒・焼酎と中華料理のペアリング類型表を開発― | 2021年 - 記者発表 - お知らせ・記者発表 - ジェトロ(日本貿易振興機構) )
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