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Monday, May 24, 2021

肉は薪で焼き、野菜切れ端はスープに…地産地消と地域循環に取り組むレストランのSDGs【宮崎発】 - www.fnn.jp

2030年までに持続可能な社会の実現を目指す17の国際目標「SDGs」。
地域循環を目標に掲げ、4月20日グランドオープンしたレストランの取り組みを紹介する。

地産地消・地域循環のコンセプト

宮崎市吉村町に、4月20日オープンした「THE TERRACE」
県内では珍しい、薪で豪快に焼き上げる肉料理がメインのレストラン。
運営するのは、都城市高崎町で牧場を経営するキリシマランチで、敷地内には精肉店も併設する。

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レストランでは、自社牧場のブランド牛・霧島和牛をメインに、県産の野菜・米を使用し、地産地消と地域循環をコンセプトに掲げている。

THE TERRACE総支配人・木村知弘さん:
5年前、都城市高崎町で黒毛和牛の繁殖、肥育の牧場を立ち上げました。今回のこのレストランをオープンするにあたり、自社の牛肉をメインにするだけでなく、我々の牧場で生まれる堆肥を契約農家さんに無料でお配りし、そこで育った野菜をメインでも使わせていただきます。そういった形で、地域循環型レストランを目指しています

薪の使用で「カーボン・ニュートラル」

薪で焼いたお肉を頂くと…

リポーター:
いぶした木の良い香りが移って、外はカリッと、中はジューシーに仕上がっています。この薪で焼くということは、おいしさだけでなく、環境に優しいというメリットがあります

SDGsが掲げる目標の7つめ、「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
薪を燃やすと、地球温暖化の原因となる、CO2が発生する。
しかしその排出量は、木が成長する過程で吸収したCO2と同等量のため、プラスマイナスゼロ。

元々存在するCO2の量は、実質的には増えていないことになる。これは「カーボンニュートラル」という考え方で、SDGsにおいても、重要なキーワードの一つとなっている。

薪は県内各地の広葉樹を使用。店舗の内装や小物なども、地元の材木店に依頼して県産材で作るなど、県内の林業にも貢献している。

また、野菜の切れ端は乾燥させてスープに利用し、ゴミ減量も図る。
さらに、テイクアウト用の容器には脱プラスチックを掲げ、店オリジナルのエコバッグを持参した人には割引を適用するなど、エコ活動の推進も。

SDGsの12「つくる責任、つかう責任」にも取り組んでいる。

THE TERRACE総支配人・木村知弘さん:
地域温暖化への配慮の一環として、メインの牛肉のステーキは薪焼きで焼いております。今後もこういったエコ活動を推進していきたい

環境に配慮し、地元の生産者と共に地域循環を目指す企業の取り組み。
ここに消費者が加わり、スムーズな循環が生まれる事が、SDGsの実現にもつながっていきそうだ。

(テレビ宮崎)

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からの記事と詳細 ( 肉は薪で焼き、野菜切れ端はスープに…地産地消と地域循環に取り組むレストランのSDGs【宮崎発】 - www.fnn.jp )
https://www.fnn.jp/articles/-/184977

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