平塚市のJA湘南直売所「あさつゆ広場」が地元産のカボチャ、トマト、枝豆を使った三種類のスープを発売した。パッケージのデザインを、地域貢献活動に取り組む産業能率大情報マネジメント学部(伊勢原市)の二年生が担当。素材が色鮮やかに描かれ、目を引く仕上がりになっている。
パッケージは「手に取ってもらえるように明るい色にした」と増山瞬聖(ましやましゅんせい)さん(20)は話す。裏側には地域貢献の一環で、特殊詐欺防止の啓発ステッカーを貼った。学生らは八月にカボチャの収穫と出荷作業に参加。「とても暑い日で、生産者の苦労を実感した」と清水菜桜(なお)さん(20)は振り返る。
カボチャを栽培したのは平塚市の酪農家グループ「角笛(つのぶえ)会」。きっかけは、同会の各牧場で搾った生乳から作る大人気のジェラート。直売所の田中祐輝店長によると、フレーバーの一つとして以前は県内の他地域で生産されたカボチャを使っていたが、「丸ごと地元産にしたい。酪農家の収益向上にもなる」と考え、同会に栽培を提案したという。今回のスープ開発ではポタージュに応用した。トマトと枝豆は規格外品を有効活用。味わった学生らは「野菜のおいしさに改めて気づくことができる。いろいろな人に食べてほしい」と声をそろえる。
カボチャのポタージュ、ミネストローネ、枝豆のポタージュの三種類で一袋二百四十〜二百八十円。伊勢原市の直売所「あふり〜な伊勢原店」「あふり〜な比々多店」でも販売している。(吉岡潤)
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