アイレムソフトウェアエンジニアリングより発売された「絶体絶命都市」は、本日2022年4月25日で20周年を迎えた。
「絶体絶命都市」は2002年4月25日に発売されたプレイステーション 2用サバイバルアドベンチャーゲームの第1弾。その後も2004年9月に廉価版が「PlayStation 2 the Best」として発売。2006年には第2弾となる「絶体絶命都市2 -凍てついた記憶達-(PS2)」が、そして2009年には第3弾の「絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-(PSP)」も発売された。
2014年には、「絶体絶命都市」を手掛けたクリエイター・九条一馬氏の所属するグランゼーラが、シリーズ新作を含むシリーズタイトルに関する全世界での販売権、知的財産権を所得。2018年には最新作第4弾「絶体絶命都市4Plus -Summer Memories」が発売された。また、3月31日に配信されたYouTube番組「グランゼーラの集い2」では、九条氏が開発中となっている「絶体絶命都市5」についての最新情報を公開した。
「絶体絶命都市」シリーズは、明確な敵がおらず、目に見える全てが罠のようなゲーム。基本的に敵が明示されているわけではなく、プレーヤーは主人公を操作し、自然災害の発生した都市で生き残るため、活動することとなる。
シリーズ第1弾となる「絶体絶命都市」の舞台は、政府の肝煎り案件として建造された人工島で50万人以上の人口を抱える巨大都市の「首都島」。プレーヤーは、そんな島に到着したばかりの主人公・須藤真幸を操作し、地震で崩壊していく都市を彷徨いながら、生き延びる青年の行動を体験できる。
物語は、若手新聞記者として現地に赴任した須藤が、新しい赴任先での生活、仕事に胸の高鳴りを感じながら都心部に向かう列車に乗っていた際の巨大地震に見舞われる場面から始まる。物語が進むと、時には他の生存者と協力したり、陰謀に巻き込まれていくことにもなるため、しっかりとしたストーリーが用意されている。
スタート地点は横倒しになった電車の車内。電車の内装などは現実で使用するものと酷似しており、普段目にすることの無い光景がリアルさをもって迫ってくる。マップに配置された高層ビルなどは、余震によって崩れてくるところもあるため、油断ができない。
【絶体絶命都市1・2 PS2ゲームアーカイブス】
ゲームシステムは、自然災害の中で生き残るというコンセプトの通り、リアリティがあるため鉄骨の下敷きになったり、高層ビルから足を滑らせたりした場合など即死する場面も多々存在する。しかし、直前の場面などからやり直しができるため、プレイの敷居が高いというわけではない。
また、お遊び要素も多く、取得できるアイテムは全部が全部脱出に必要なアイテム、という訳ではない。代表的なものとしてはコンパスが挙げられる。方位磁針なのに風見鶏のデザインだったり、使用感を全く無視した頭蓋骨のデザインだったり、同社の他のゲームのキャラクタのものだったりと、ユーモアを感じるデザインのものが、島のあちらこちらに落ちている。
また、変装用のひげつきメガネなどもあり、それを装備してストーリーを進めると、パートナーに突っ込みを入れられたりと細かなネタが随所に用意されている。
しかしながら、即死するかもしれないという臨場感もあるため、プレイする中で、現実の防災意識も高めてくれる。シリーズ最新作の「絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-」はPS4とNintendo Switch向けに発売中。就職活動で訪れた都市で、大地震に巻き込まれた主人公(男女の選択が可能)の1週間の物語を体験できる。そんなシリーズ最新作や同シリーズの作品を、この機会に遊んでみるのもいいかもしれない。
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