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Tuesday, June 9, 2020

カレーなる転身…スナックからスープカレー店に 滞在時間短くし感染対策 - 東京新聞

提供する予定の野菜がたくさん入ったスープカレー

提供する予定の野菜がたくさん入ったスープカレー

 約20年間親しまれた横浜市港北区のスナックが7月、スープカレー店に転身する。店内の滞在時間を短くし、新型コロナウイルスへの感染リスクを減らそうと考えた。休業要請中は閉店も頭をよぎったというオーナー建部憲治さん(72)。「もういっちょ頑張ってみようかな」。気持ちを奮い立たせ、新たなスタートを切る。 (丸山耀平)

 菊名駅近くにある「すなっく舞」は、二十年ほど前にオープンした。建部さんは常連客の一人で、休日に店の手伝いをしていたこともあり、先代の女性オーナーから「店を継いでほしい」と頼まれていた。勤めていた会社を定年退職したのを機に、十年前に引き継いだ。

 当時は男性客が多く、オーナーが代わることで客離れの心配もあった。そこで料理が趣味だったことを生かして懐石料理やイタリア料理を出したり、店舗外での音楽イベントを開いたりするうち、女性客が増えた。

 しかし、新型コロナの感染拡大の影響で、今年二月ごろから客が激減。四月に緊急事態宣言が出た後はスナック営業をやめ、週二回のランチ営業だけにしたが「四、五月の売り上げは、ほぼゼロ」。また、いずれ再開できたとしても「席の間隔を空けて営業していては売り上げは戻らないだろう」と、店を閉めることも考えた。

 転機は、息子の紹介で横浜の人気スープカレー店「KIFUKU(キフク)」の岡野授二矢(じゅにや)代表(37)と知り合ったこと。事業拡大を考えていた岡野さんと、業態の変更を考えていた建部さんとの思いが一致。スープカレー店としてキフクと同じメニューを提供することを決めた。

スープカレーを準備する建部さん(右)と岡野さん=横浜市港北区で

スープカレーを準備する建部さん(右)と岡野さん=横浜市港北区で

 「スナックでは、お酒を飲み、カラオケを歌うので滞在時間が長くなりがち。スープカレーなら二十〜三十分ほど。カウンター席なので、横並びで食べられるのも良いんじゃないか」と期待する。

 気掛かりは二百人ほどいるというなじみ客。「今までの雰囲気は壊さないでほしい」との声もある。「今まで支えてくれた人たちのことも考えないと」と、酒類のボトルキープや現在の料理は希望があれば提供する予定だ。

 現在は店内のカラオケを撤去したり、皿やクロスをそろえたりと準備に励んでいる。「スープカレーが売れるのか心配で、甘くない挑戦かもしれないけど、自慢の商品を出したい」と意気込む。

 営業はランチとディナーで、七月三日からの開店を目指している。問い合わせは、すなっく舞=電045(423)0703=へ。

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