好きな韓国料理の一つに「ヘジャンクク」がある。韓国の鍋料理チゲは日本でもよく知られている。ヘジャンククもチゲに似て、辛いスープに、野菜や肉、魚介類といった、さまざまな盛りだくさんの具が入っている。
ヘジャンククには多様な種類がある。豚の背骨を煮込んだ韓国料理カムジャタンのような「ピョヘジャンクク」や、牛の血をゼリー状に固めた、ぷりぷりした食感のソンジが入る「ソンジヘジャンクク」などは、とても人気がある。韓国では、地域ごとや家庭ごとに、それぞれ独特の具や味付けが取り入れられたスープ料理として親しまれている。
このヘジャンククは、お酒を飲み過ぎた翌朝、酔いさましや二日酔いを抑えるために、食されることが多い。「ヘジャン」を漢字で書くと、「解酲」の字を当てるのが有力な説だ。「酲(悪酔い)を解く」という意味になる。「クク」はスープを表す。トウガラシなどが入った、ほどよい辛さのスープのすっきりとした味わいは、二日酔いでぼんやりとした意識をハッと覚醒させてくれる。さらに、豊富な具材が含む、カルシウムや鉄分、タンパク質などの栄養分が、体内に残ったアルコールの分解を助けてくれるとされる。
韓国では、そ...
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