先月22日にリニューアルオープンした道の駅「たのはた」(岩手県田野畑村)の「ワカメたっぷりミルク麺」が話題だ。村の名産である「たのはた牛乳」をスープに使い、地元三陸産のワカメをたっぷりトッピングしたみそラーメンで、注文の4割を占め、名実ともに道の駅「たのはた」の看板メニューになっている。(石田征広)
道の駅メニューの持論
「ワカメたっぷりミルク麺」を創作したのは料理長の岩間昇さん(66)。19歳で料理の道に入ったベテランだ。
ホテルなどを経て定年まで20年以上勤めた道の駅「やまびこ館」(同県宮古市)で、15年ほど前に創作した激辛ラーメンの「ドラゴン麺」は今も同館の1番の人気メニュー。この実績を買われ、リニューアルオープンする道の駅「たのはた」に料理長として迎えられた。
新たな看板メニューづくりを始めたのは今年2月。「道の駅のメニューは地元食材を使いオリジナル性とインパクトがないとダメ」が持論で、県北部の三陸沿岸に面する田野畑村の特産品を使ったメニューを考えた。そこで注目したのが牛乳とワカメだった。
地元産の牛乳とワカメ
田野畑村産業開発公社が製造販売する「たのはた牛乳」は地元産牛乳を摂氏85度で25分間殺菌、濃厚で独特の甘みがあることで知られる。岩手県はワカメの生産量が日本一で、三陸産は肉厚で弾力があり、歯応えのあることで知られる。
「スープに牛乳を使った麺は2、3聞いたことがあります。でも、塩味ばかりでみそ味は聞いたことがありませんでした。『たのはた牛乳』の独特な甘味とみそは相性がいいんじゃないかと考えたわけです。狙い通りでした。牛乳の濃厚さも手伝ってスープにコクも出ました」と岩間料理長。
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